地面師事件について
2017/09/5 カテゴリ：nihonbashi
先日、大手住宅メーカーが地面師事件により多額の被害を被ったとの記事がありました。 不動産担保ローンの契約でも司法書士の先生が話題にする程です。
内容は不動産所有者の替え玉を用意して、本人確認書類等の不動産登記に必要な書類を偽造して、不動産取引を行おうと持ちかけて、その売買代金を騙し取る事件です。以前マンガで、登記簿がバインダーでファイルされている時代に地面師が法務局で閲覧時にそのファイルを差し替える手口で代金をだまし取る類似した事例がありました。
今回の事件では主犯格の人物が替え玉の人物や偽造書類を用意するのですが、現代の技術では本人確認書類が精巧に偽造されており、ベテランの司法書士やプロの大手不動産業者でも騙される可能性が高いといいます。そして法務局で申請を受け付けて書類の審査段階で、その不動産売買取引が却下されてしまう訳です。これでは活発な不動産取引に影響を与えると考えられますので、法務局はどのように偽装をみやぶったのか教えて頂きたいところです。
いわくつきの物件や所有者と面談出来ない、登記簿謄本の記載内容等を判断して取引きを進めるようにしなければなりませんね。インターネットでの検索も活用したいところです。
不動産担保融資の取引きにおきましても本人確認書類の提供をお願いしております。顔写真入りの身分証明書がない場合には公的証明書を２点お願いしておりますのでご協力くださいます様お願い致します。
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