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「建物の構造について」  

2018/08/27 カテゴリ:新米ママさん

不動産の情報を見ていると、建物の構造を表す種類に木造や鉄筋コンクリート造、鉄骨造など様々な種類があることがわかります。建物の耐久性の高さでは、木造より鉄骨造や鉄筋コンクリート造の方が高くなっているので、最近では木造住宅より鉄骨造・鉄筋コンクリート造で住宅を建てる方が増えてきているといいます。家を建てる際、特に注文住宅で建築をしようとしている方にとっては建築工法も悩みの一つ。

一般的な戸建住宅の建築工法は大きく分けると3種類あります。それが、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造です。どの工法が1番優れているということはありませんが、それぞれ特徴があるようです。主に日本で建てられている人気の工法の良い点、気になる点を見ていこうと思います。

 

1 木造軸組在来工法

この組み立て方法は昔から伝わる伝統的な工法です。木の柱と梁を軸として骨組みをつくり、筋かいという斜めの材を入れる事で、地震等の揺れに耐える構造になっています。

木は意外にも火に強く、鉄やコンクリートに比べて高い断熱性があるといいます。木は火事の際も燃え尽きるのにかなりの時間がかかるようなので、最近では木の耐火性能も見直されてきています。また、価格が安く抑えられる点も木造住宅の良い点です。

一方、木のデメリットとして、湿気による床下や屋根裏のカビの発生や、シロアリ等の害虫被害があります。また、柱のない箇所への設計には制限も出てくるようです。

 

2 木造枠組壁式工法

この工法は、北米から伝わってきたもので、均一サイズの角材と合板を接合した箱状の空間を組み合わせて部屋を作って行く方法です。単純な作業になるので、職人の高い技術が必要ない点も特徴です。

また、こちらの建て方だと、一つ一つが箱状の面で構成されているので、耐震性や耐風性が高くなります。更に、高機密、高断熱、耐火性能もあるとされているので、火災保険の費用も抑えられるようです。

一方、デメリットとしては、間取りに制限があり、後からリノベーションをして間取り変更といったことが難しいようです。

 

3 鉄骨組工法

鉄の柱や梁で骨組みを作る工法です。作り方としては、1の木造軸組在来工法と同じですが、鉄は木より強度が強いので広い空間に大きな窓を付けたり設計の自由度が高いのが特徴です。木造ではある程度の太さの柱が必要でしたが、鉄は細い材料でも強い構造を作る事が出来るので、室内をすっきり圧迫感のないスペースに仕上げる事が出来るとの事です。

デメリットとしては、鉄は熱を通しやすいので、夏は室内が熱くなりやすく、冬は暖めた室内の熱が外に逃げやすいようです。

また他の工法と比べると、火災時の熱に弱く、防音性も低いとの事です。

 

4 鉄筋コンクリート工法

鉄筋という鉄の棒を網目状に組み、周りを板材で囲いその隙間にコンクリートを流し込む工法です。コンクリートだけだと脆く割れやすいので、鉄筋をプラスする事で強固な構造になるので、耐震の面でも優れているといいます。また、防音効果も他と比べると高くなります。

しかしこの工法は構造を作るだけでもかなりの時間がかかるため、コストが他と比べると高くなってしまう事が難点です。

また、コンクリートは熱を通しやすく、熱を溜め込む量が大きいとの事なので、冬は熱が逃げやすく、夏は熱が室内にこもり、快適性が気になるようです。

 

この他にも様々な建て方が日本にはあるようですが、今回は主な4種の建て方を調べてみました。コスト面では、建物の階数や規模、建築工法の組み合わせによって変わってきます。また建築時の天候も出来上がりの見栄えを左右するとの事です。

各工法によってそれぞれ特徴が異なるので、何を優先したいのか十分に検討する事が大切だと思いました。

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