タタミルームとは?
記事のテーマになるキーワードはないかと探していると気になるワードを見つけました。それはタタミルームです。大手ハウスメーカーが20代~40代世代に間取り実態調査を行ったということで、タタミルームの有無調査の結果、若い世代ほどタタミルームが採用されているということでした。
タタミルームは昔ながらの和室とは少し違い、オシャレな形で利用されている様です。昔からある畳というと、一枚が長方形の大きさで緑色の淵がある物でしたが、最近では淵のないタタミや、色や材質も豊富にあるようで、「ザ・和室」というデザインではなく、モダンな形で利用されているようです。調査の名前にもあるように、和室、畳ではなくタタミルームとオシャレな呼び方にも変化している様です。
現代の畳はデザイン重視で選ばれる事が多くなっているようですが、タタミのある部屋を取り入れるメリットとして次のような点が挙げられるようです。
まずは、タタミスペースはさまざまな用途で利用することができる点です。くつろぎのスペースや、客間、子供の遊び場などです。特に、小さな子どもがいる家族にはオススメとされています。畳にはフローリングに比べてクッション性があり、小さな子どもが滑って転んでケガをするリスクも少なくなります。子どものいるフローリングのお宅では、クッションマットを床一面敷き子どもの遊び場にしているところが多いですが、畳であればそのような作業も不要となります。
次に畳の素材です。畳にはリラックス効果があるとされ、室内の湿度を調節する機能もあります。
畳の素材のイグサの畳独特の匂いには気持ちを落ち着かせる作用と、空気を浄化させるような働きがあるようです。また室内の湿度を調節する機能もあり、畳一畳分に約500mlの吸湿力があるので、夏は涼しく、冬は暖かい室内を保つことができるようです。
最近ではデザイン重視が多いと冒頭で記載しましたが、畳本来の機能性にも惹かれて取り入れている方も多いと思います。以前、若者世代の外出、外食が減っているというニュースもありましたので、部屋での快適性を求める人が多くなっているのは確かだと思います。
ここまで畳を取り入れると得られるメリットを見てきましたが、畳を取り入れなくても良いという考えの中には、傷つきやすく、手入れが面倒な点が挙げられます。また、家具や重たい物を置くと跡がつく点も挙げられるという事でした。
最近では畳の部屋が少なくなってきていると感じていたので、畳を使用した部屋を作りたいとされる若い世代が増えていることに驚きました。ネットニュースに取り上げられていたように、今の若い世代の方々は、和室という取り入れ方よりあるスペースに畳を取り入れるといったタタミスペースという形で指示されている事がわかりました。フローリングの延長に二色の半畳畳を敷いたり、一段上がった小上がりスペースに畳を敷いたり、昔の畳の部屋とは全く違うようです。畳があり、押入れがあるといった部屋はすこし古臭いかなとも思っていた私なのですが、デザインによってはモダンな雰囲気にもなるようなので、私自身も将来の家づくりの参考にしたいと思いました。