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「旧耐震基準と新耐震基準について」

2019/05/21 カテゴリ:新米ママさん

最近また九州地方で震度5以上の地震が発生しました。地震が多いとされる日本ですが、大きな地震に備えて、建物に対する規制がとても厳しいという現状があります。地震によって建物が倒壊や崩壊をしてしまうとその建物内にいる人以外に、周辺住民にも被害を与えてしまう事になります。そこで建物を建てる際に大切になってくるのが、「新耐震基準」です。今日は、この「新耐震基準」と「旧耐震基準」について見て行こうと思います。

 

新耐震基準とは、旧耐震基準よりも厳しい条件に見直された物であり、1981年6月1日の法改正以降に建てられた建物には新耐震基準が適用されています。耐震基準とはそもそも、建物を建てる際に適用される、地震に耐えられるかどうかを判断する大切な基準です。一度大きな地震が起これば建物倒壊や崩壊で甚大な被害が出る事になるため、大きな地震にも耐えられる建物を作りましょうという事で新耐震基準を用いた建築確認が行われるようになったとの事です。新耐震基準が造られるきっかけとなったのが、1978年6月に発生した宮城県沖地震です。この地震では多くの建物が全壊や半壊となり大きな被害をもたらしたといいます。また、地震であわてて外に飛び出した人も建物崩壊に巻き込まれるといった被害に遭われたといいます。

 

次に新耐震基準と旧耐震基準でどのあたりが変更になったかを見ていきます。

 

①震度5程度の地震が発生した場合の耐震について

旧耐震基準では、震度5程度の地震が発生した場合、倒壊や崩壊が起きなければ良いという基準でしたが、新耐震基準では、震度5程度の地震が起きた場合、各部材が損傷を受けない事が条件に加えられました。地震は何度も発生する可能性があるため、旧耐震基準では1回目は耐えられるけれど、2回目、3回目と大きな地震が発生した場合は倒壊や崩壊の危険があったという事になります。

 

②震度6以上に耐えられる耐震

旧耐震基準では、震度5程度までの耐震しか基準として求められておらず、震度6以上の地震が来た時の想定がされていませんでした。新耐震基準では、震度6~7程度の地震が発生した場合に倒壊や崩壊をしない事が新たに加わっています。最近では震度5以上の地震も多く発生しているので、6~7程度の大型地震に対応した建物でないととても危険で不安だと思います。

 

1981年6月1日以前に作られた建物は旧耐震基準という事になりますが、現在においても旧耐震基準の家も多く中古物件として紹介されています。最近では古い家をリフォーム、リノベーションをして自分好みに変化させるといったスタイルも人気ですが、その場合は事前に新耐震基準の建物なのか、旧耐震基準の建物なのかを調べる事が大切になります。地震が起きた際に被害を拡大してしまわないよう、特に築年数の古い家を所有している場合には耐震診断を受け、必要であれば耐震補強工事を行う必要も大切だと思います。

 

sagyouin

 

 

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