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民泊新法後の民泊ビジネスについて

2019/06/3 カテゴリ:新米ママさん

民泊新法が始まり、一旦落ち込んだと思われた民泊市場ですが、今年に入ってまた市場が活発になっているという記事を見ました。外国からの観光客が増えているという事もありますし、来年には東京オリンピックも控えているので更に外国からの観光客が増加されると思います。今日は現在の民泊市場の状況や、民泊を始めようとする方向けの新規サービス等について見ていこうと思います。

まず、民泊とは旅館やホテルに泊まるのではなく、一般の民家に泊まるというものですが、ホテルや旅館等に比べると格安で泊まる事が出来るので、外国人観光者にとってはとても有りがたい存在になっているようです。観光シーズンでは宿泊施設が足りないといった問題もあるようなので、東京オリンピックに向けて宿泊施設不足の問題は更に大きくなっていくと思われます。

日本では2000年頃から民泊専用のサイトが登場しましたが、民泊の利用者が増えるにつれてトラブルの発生も多くなり、利用者を保護するという目的で「民泊新法」が平成30年6月施行されています。民泊新法が作られる前は、無許可で運営をされていた所も多かったようで、特に近隣の方からの苦情が増え、トラブルにつながっていたと言います。運営者を明らかにしておくという方法は健全な民泊を運営するためにもとても重要な事だと思います。

民泊サイトで最も有名とされるAirbnbでは、民泊新法が施行される前までは5万件ほどの登録があったと言いますが、施行されてからは、3/4が掲載を停止され、特に都心部では、9割近くが停止になったという事です。この事からほとんどの物件が違法的に営業されていたという事がわかります。今年に入り、徐々に登録件数は増えていると言いますが、同様に事業廃止の届出もあるようなので、件数としてはそれほど増えていないというのが現状の様です。この理由としては、運営側の負担が増えた、民泊を運営するメリットが減ったといった所にあるのかもしれません。

ここ数年で空き家が全国的に問題になってきている点も、民泊への活用で新たな価値を生み出せる物件があるかもしれないと言われているようです。民泊のターゲットは主に外国からの観光客となりますが、外国人観光客は有名な場所というよりも、日本人が注目をしない場所に魅力を感じる傾向が多いとの事です。ガイドブックに載らないような場所を旅行する場合、その地域には宿泊施設が整っていないケースが多いので、そんな時に民泊が大活躍するという事になります。所有者にとっては価値が薄れている物件でも、民泊によって新たな価値が生まれる可能性もありますので、空き家を所有されている方は民泊への活用も頭に入れておくと良いかもしれません。

また、民泊を一から始めようとする方向けに次のようなサービスも登場しています。

□民泊代行サービス

民泊を運営する上で大切な作業を代行して行う、「民泊運営代行サービス」があります。ノウハウのない企業や個人向けに展開されているサービスで、主なサービス内容としては、民泊向け物件の紹介、民泊サイトへの登録、貸し出す部屋のインテリアコーディネート、消耗品の購入・設置、問い合わせや電話対応、SEO対策等多岐に渡ります。民泊の知識がなくても細かい作業を代わりに行ってもらえるので初心者でも気軽に始められるようになっています。

□民泊保険

外国人観光客へお部屋を貸す際に気になるのが、もしも火事などが起きた場合の賠償リスクですが、民泊ご利用中に起こった事故に対応できる「民泊保険」という商品も登場しています。民泊が広まってから登場した保険であるので、今後さらに商品が増えていくのではないかと思われます。

将来の事を考えると民泊事業はとても大切であることがわかりますし、今後さらに拡大していく分野であると思います。東京オリンピックを控えて、宿泊施設の不足分を補うためにも民泊は必ず必要な存在だと思います。民泊新法の登場で規制が厳しくなり一度は数が落ちている民泊業界ですが、初心者でも参加が簡単に出来るようなサービスも登場しているので今後さらに物件数も伸び、注目される分野であると思いました。

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