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エレベーターなし物件について

2019/07/30 カテゴリ:新米ママさん

高層建物にはエレベーター設備が必須となりますが、エレベーターは便利な設備である反面、導入の費用や定期メンテナンス等で高額な費用がかかるため、中層階のマンションではエレベーターなしといった物件も多く目にするように感じます。

エレベーターを設置しなければいけない基準として建築基準法に「高さ31mを超える建築物には非常用の昇降機を設けなければならない」とあります。この昇降機がエレベーターの事で、これは、火災時に高層階の消火活動を目的とされています。何階以上に設置といった規定はありませんが、高さ31mというと、一般的には7~10階建てに相当するようです。国土交通省の提案では、「6階以上の高層住宅にはエレベーターを設置する、出来る限り3~5階のマンションにもエレベーターを設ける」とあるようですが、これには強制力はないので、実際には、5階建て以下のマンションだとエレベーターがない物件も多いという事になります。

マンションを管理する側からすると、エレベーターは設置費用が高額になるため、4階程度のマンションであれば省いてしまうケースが多いとの事。エレベーターには、初期費用の他に、定期的に専門業者のメンテナンスを受ける義務があり、25~30年に1度は更新作業も必要になります。この費用等はもちろん大家さんが負担する部分になるので、4階くらいなら階段を利用してもらおうと考えてしまうのもわかる気がします。

しかし、階段なしマンションの場合、1~2階なら良いのですが、3~5階でエレベーターなし物件であると、ご年配の方や、小さい子供がいるような家庭からの需要は低くなるので、人気エリアでない限り、入居者がなかなか決まらないといった問題が発生する事になります。

また、エレベーターがない物件の場合、引っ越しの際にはエレベーターがないという理由で、引っ越し業者への支払いに追加料金が発生する事もあり、階数も高ければ高いほどプラスになっている様です。更に、エレベーターなし物件の分譲マンションを所有している場合、将来手放す事も視野に入れて、エレベーターなしでも買い手のつきやすい、人気エリア等の物件を選択しておく必要もあるようです。

このようにエレベーターなし物件を選ぶ際は注意点等多くあります。メリットは価格が安いという所でしょうか。エレベーターは入居者にとってはとても便利で、その物件を購入、借りるとなった場合の決めての一つにもなり得る大切な設備だと思います。エレベーターがない物件の場合、その分価格、賃料等が安く設定されているので、出来るだけ毎月の費用を抑えたいと考える、健康な人ならおすすめの物件だとは思います。エレベーターなし物件は一概にNGという訳ではないので、どの程度の物件であれば良いか人それぞれ考え方は異なってくると思うので、エリアや物件の間取り、築年数等から検討する事が大切になると思います。

 

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