女性向け住宅ローンとは?
最近では、シングル女性が住宅ローンを組んでマンションを購入するケースも一般的になっています。各金融機関からも、女性が住宅ローンを借りやすいために、女性限定の住宅ローン商品が続々登場しています。何となく、シングル女性は住宅ローンの審査が通りにくいといったイメージがあるようですが、実際のところ男性、女性だからどちらが借りやすいといった事はありませんし、結婚している家庭でも、夫婦の収入を合算して住宅ローンを組むケースも増えており、女性(妻)だからNGといった事もありません。
一般的に住宅ローンを組めない方の特徴としては、フリーターや、起業して期間があまり経っていない方等が挙がるようです。審査基準としては、安定した収入がある事、年収300万円以上である事、勤続年数、雇用形態等の要件を設けている金融機関が多くなります。
しかし、女性向け住宅ローンでは、借入の条件が通常の住宅ローンに比べ優遇されている商品が多くなるので、ある商品では、「前年度の税込収入が100万円以上」、「勤続年数が1年以上」と一般的な住宅ローンと比較すると借りやすいようになっているようです。また商品によっては、疾病や非自発的な失業等で返済が困難になった際の返済保証の特約や、料理教室や、エステなどの優待得点がついている物もあるようです。また中には繰り上げ返済を行う方も出てきますが、女性向け住宅ローンでは、繰り上げ返済手数料無料と謳うところも多くなるようです。しかし、早く返した方がよいという考えから、繰り上げ返済を過度にしてしまう方も多いようですが、今は金利が低いので、その分貯金などに回し何かあった時に自由に使えるお金として取っておいた方が良いのでは?という考えもあるようです。
女性向けの住宅ローンに申し込みをする場合、申し込み時点に妊娠中だと団体信用生命保険に入る事が出来ないのでその点は注意が必要です。団信とは、住宅ローンを組んだ方が死亡、または高度障害になった場合に、保険金が下り、その保険金によって住宅ローンが完済になるといった保険ですが、団信に加入出来ない場合審査に落ちてしまう事が多いようなので、妊娠中の女性は、一旦は購入時期をずらすなど、団信への加入が可能になる時期まで待ってから住宅ローンを組むといった調整も必要になるとの事です。ちなみに、ローン支払い途中で妊娠、出産となった場合には、一定期間返済額が免除されるといったサービスもあるようなので、女性としては、そのあたりの確認がとても重要になると思います。
女性向け住宅ローンは、通常の住宅ローンよりサービスや内容がとても充実しているようです。各金融機関から豊富に商品が登場しており、それぞれ特典や審査基準も異なっているようです。安心して長期に渡り返済していくためには、出来る限り金利や諸費用の負担が少ないところで借りる事が大切です。選択する際の優先順位等を自分の中できちんと持ち、何社かで比較する事が重要だと思います。