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金融機関、ノンバンクの建物の評価方法について

2016/06/6 カテゴリ:estate

不動産評価を行う上で一律に簡単に建物の評価を行う方法があります。それは再調達原価に延床面積を掛けて耐用年数で減価する方法です。

再調達原価とは同様の建物を建築する場合に掛る平米あたりのコストです。木造住宅で平米あたり140,000円と仮定すると坪あたり46万となります(注文住宅の売値は坪60~80万と大幅にかい離するので、きちんと価格に反映できないと言われればそれまでですが)。それに建物の延べ床面積を掛け出た築年数に応じて金額を減価します。

減価方法は木造住宅の場合、耐用年数22年とすると、築11年の建物の場合、

(22年 - 11年) ÷ 22年 = 0.50

となります。築22年を経過すると理論上、建物価格が0となる計算です。よって、再調達原価が坪46万、延床面積30坪、築11年の木造住宅の評価額は、

30坪 × 46万/坪 × (22年-11年) ÷ 22年 = 690万円

の評価を得ることが出来ます。ざっくりですが、不動産担保ローン会社の評価方法はこんな感じです。マンションの場合には築年数が古くても取引事例比較法による比準価格となりますので、年数より管理状態が重要となりす。

不動産担保ローン株式会社では築年数が古くても、比準価格(実勢価格)を参考にすることによって、可能な限り評価を出すように心がけております。築年数が古くてもお気軽にご相談下さい。

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