平成27年中の闇金事件の被害額は161億円
警視庁ホームページより平成27年中の闇金事件の被害額が161億円となった模様です。平成26年が97億円だったのに対し大幅増加しました。暴力団の資金源になっているようですので、貸金業登録の無い業者からの借入は絶対に控えて下さい。
指定暴力団五代目工藤会傘下組織幹部らによる組織的な貸金業法違反、出資法違反事件
指導暴力団五代目工藤会傘下組織幹部(39)らは、平成25年4月から平成27年5月までの間に、携帯電話により顧客を勧誘し、融資を申し込んできた全国の顧客役4,000人に対し、インターネットバンキングを利用して顧客の銀行口座へ振込送金させる方法により元利金約5億6,000万円を受領していた。
平成27年7月までに、11人を貸金業法違反(無登録営業)、出資法違反(超高金利)及び組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)で検挙した。
また、押収した多額の現金、違法収益が蓄積された預貯金債権等について組織的犯罪処罰法に基づく起訴前の没収保全請求を行うとともに、起訴後の追徴保全が行われ、その剥奪を図った。(福岡)
闇金だけではなく、不動産売買を装った取り引きも聞いております。所有権移転登記や仮登記、売買代金・手付金の返還請求権の抵当権設定等、不動産取引を装い、貸金業の形式をとらない闇金業者があります。その様な不動産担保では、融資取引が大変難しい状況となりますので、ご注意願います。