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建物滅失登記とは

2019/05/9 カテゴリ:新米ママさん

不動産の登記簿はその不動産が誰の物なのか、いつ売買されたのか等の情報を一般公開するためにあり、誰が見てもわかるようにする事で安心して不動産の取引が出来るようになります。この不動産の登記簿に登記をする事を不動産登記といいますが、登記の一つとして、滅失登記があります。今日は、この滅失登記についてみていきたいと思います。

 

滅失登記とは、建物を取り壊した時や、火事等で焼失した時など、建物がなくなった時にする不動産登記の事です。今ある建物の登記簿を消すために行う登記で、ここにはもう建物はないという事を証明するとても大切な登記となります。この建物滅失登記ですが、建物が無くなってから、1カ月以内に法務局に申請する義務があり、申請を忘れるなどした場合には、10万円以下の過料もあるので、建物が無くなった際にはこの建物滅失登記を忘れないようにすることが大切になります。

 

滅失登記が無事終わると、自動的に課税台帳から外れる事になるので、登記簿は消され、閉鎖登記簿に変わります。しかし滅失登記がうまく完了せず長引いている間はずっと固定資産税を払い続ける必要もあるので、建物がなくなってからも不要な固定資産税を払い続ける事がないよう、滅失登記はスムーズに行う事が重要です。
登記をするとなると、色々難しいそうなイメージがありますが、滅失登記は自分自身でも書類の準備をすれば登記は可能とのことです。または、土地家屋調査士に依頼をするという手もあります。どちらにおいても事前準備で時間がかかる事が想定されるので、建物がなくなったらすぐ準備を開始しないと1カ月はあっという間に過ぎてしまうかもしれません。
また、滅失登記をする際の注意点として、事前にその建物の登記情報を確認しておく事も大切です。中には建物の登記自体をしていない建物もあり、そのような建物だった場合は、滅失登記は必要ありませんが、代わりに建物がある市区町村の課税課で「家屋滅失届」を提出する必要が出てきます。この「家屋滅失届」が未提出のままだと課税課も確認する手段がないので、継続して固定資産税が徴収される事になります。登記がされていなければ、滅失登記は不要ですが、家屋滅失届は必ず必要となりますので忘れずおこなうように注意が必要です。

 

滅失登記自体は自分自身でも出来る簡単な手続きとされているようですが、期間が1カ月と短期間ではあるので、いろいろ確認作業等をしていればすぐに経過してしまうと思います。費用はかかりますが、土地家屋調査士に依頼をするなど、速やかに登記を済ませる方法も視野に入れておく事が大切だと思います。

 

touki

 

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