スルガ銀行に立入検査（金融庁）
2018/04/27 カテゴリ：nihonbashi
先日、スルガ銀行に金融庁が立入検査と新聞記事がありました。 これは先日破たんしたスマートデイズのシェアハウス関連の融資に上層部を含む不正の可能性ありとの憶測記事が出ております。
何故問題になったのかを考えますと、審査に際してお客様から頂戴する資料を改ざんして、お客様の資力・信用を良くして審査を通りやすくする目的であったと伝えられております。案の定、サブリースのスキームが破たんすると自己資金の無いフルローンで借りていた投資家（銀行にとって債務者）は返済が出来なくなったという訳です。
改ざんしなければ融資が通らないような案件は、その物件から生み出されるキャッシュフローを得られないと即、返済に窮する信用力の投資家ばかりだったようです。他の事業や収入から返済することが出来ないサラリーマン大家さんが大半であったと聞いております。
審査基準に満たない案件は、結局返済が困難になり不良債権となるのが目に見えているはずなのに不思議です。銀行員は賢いのでわからないはずがありません。やはり上司からの指示があったので、自己の成績の為に無理に起因した結果がすでに表れています。 さらには、投資家の弁護士からは「不正融資だから借金をチャラに」と言われている始末です。
スルガ銀行は投資用の不動産を取得する際に若干金利は高めですが、快く応じてくれる人気の銀行です。この事件によって投資用不動産の流通に影響がなければと思いますが、代替の金融機関が現れる訳も無く、今後の市場はネガティブに見ておいた方が良さそうです。
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